
■ヨーガ経典にも記されている空中浮揚
●体が空中に浮かぶ!
まずは、これらの写真をご覧いただきたい。
クンダリニーを覚醒させ、チャクラを開発した修行者は、そのエネルギーを上昇させることによって体を宙に浮かせることができる。これは、ダルドリー・シッディという超能力の一つである。
仏教においては、神足通という神通力に含まれるものだ。
このダルドリー・シッディの段階がさらに進むと、仏陀釈迦牟尼や、聖者といわれるヨーギー(ヨーガ行者)たちの伝記や経典に著されているような、空中浮揚や空中歩行といったこともできるようになる。
古代インドのヨーガ経典である『シヴァ・サンヒター』には、ダルドリー・シッディや空中浮揚について、以下のように記述されている。
第三章 ヨーガの修習
(八)調気の四段階
三・四八 〔アーランバ段階〕…(略)…
三・四九 調気の第二の段階においては、戦慄(ふるえ)が起こり、次の段階では蛙のように飛び歩くと説かれている。さらに修習が増強されると、空中歩行ができるようになる。
三・五〇 ヨーギーは蓮華座を組んだままで、地を離れて空中に浮かぶことができる。この時は輪廻の闇を消す調気の行が成就したのである。
(出典:佐保田鶴治著『続・ヨーガ根本教典』)
●空中浮揚のメカニズム
古代インドの聖人と言われるパタンジャリ。彼が著したとされる『ヨーガ・スートラ』や、他のヨーガ経典によると、空中浮揚は人間の身体にある霊的センターであるチャクラと、人体を流れる五種の気が関係しているとある。
空中浮揚は、まず、尾てい骨にあるムーラダーラ・チャクラの開発が第一条件となる。なぜなら、このチャクラに眠る神秘のエネルギー、クンダリニーが覚醒・上昇し、眉間のアージュニァー・チャクラに向かって吹き抜けることで身体が宙に浮かぶからである。
初期の浮揚は、このクンダリニーのエネルギーそのものの働きがメインとなる。付け加えるなら、アパーナ気の果たす役割が大きい。
そして、修行が進み、次の段階になると、対応するチャクラや気も変わってくる。チャクラでいうなら胸部のアナハタ・チャクラ、そして、気は鼻先から頭にかけて存在するウダーナ気である。ウダーナ気は、エネルギーを上昇させる働きがある。
このアナハタ・チャクラが開発された段階を、「風(ふう)」のステージという。風とは、文字通り風(かぜ)を表わし、このステージに到達すると、内側の風を使って別の身体でアストラルなどの内的世界に飛び、外側の風を使うと空中浮揚などができるというわけだ。
●ダルドリー・シッディ体験談
それでは、Alephの会員の、ダルドリー・シッディの体験談をご紹介しよう。
●イニシエーションの最中、クンバカ(保息)をしているときに、「体が完全に持ち上がった!」という確信があった。意識も別世界にあり、すごかった。(名古屋 Aさん)
●ヴァヤヴィヤ(呼吸法(調気法)の一つ)中にダルドリーが起きた。入会してセミナー参加二回目ごろにこの体験をして、今では頭頂にエネルギーを上げるように意識を持っていくと、ダルドリーが起きやすくなった。(札幌 Mさん)
●瞑想セミナー中、蓮華座の状態で体がピョンピョン跳ねて止まらない状態だった。体を横にしても跳ねていたから、本当にエネルギーだけで跳ねるんだということを実感した。(札幌 Mさん)
●体が揺れているので「地震かな?」と思ったら、自分に、ダルドリーが起こって揺れていた。(東京 Hさん)
●セミナーで修行中、立ったままの状態で、クンダリニーのエネルギーで自然に体が跳ね始めてびっくりした。それからは、ヴァヤヴィヤをやると跳ねるようになった。(横浜 Mさん)
●修行を集中的にしたときには、ダルドリーが頻繁に起きるようになった。クンバカ時のクンダリニーの上がり方によって、ナーディーの詰まりやエネルギーの強弱など、自分の現在の修行状況がわかる。(金沢 Tさん)
●最初はヴァヤヴィヤ・クンバカの最中にエネルギーがガーッと上昇し出して、体が跳ね出した。最近は瞑想中やマントラを唱えているときなど、エネルギー状態がいいときにダルドリーは起こりやすい。(名古屋 Yさん)
●初めてのダルドリー・シッディのときは、急に体がぶるぶると震えて、下から上に突き上げられるような感じで起こった。その後は、修行をやっていてエネルギーが上がると起こる。(名古屋 Aさん)
●セミナーのとき、師に、崩れかけていた姿勢を正されてから、ダルドリーがすぐに起こった。三時間ずっと跳んでいた。楽しかった。(名古屋 Bさん)
● ヴァヤヴィヤをやっていると、体が熱くなる。観想を入れて頭頂に意識を向けると、さらに背中を白銀のエネルギーが駆け上がる感じになり、上に引き上げられるようで気持ち良い。そのときは、座法を組んでいても振動が起こる。最近は、立っていても普通にしても、観想するだけでこのような状態になるようになった。(大阪 Yさん)
●数百人が実証する超能力
前述のとおり、Alephには、ダルドリー・シッディを行なえる段階にある修行者が多数存在している。
それは、Alephの修行体系が正しいことの証明であり、また、Alephの教えが、仏典やヨーガ経典に記されている教えと矛盾しないものであることを示していると言えるだろう。
ただし、ダルドリー・シッディは、修行の途上で身に付く超能力の一つであり、修行の進度の目安となるものではあるが、それ自体が修行の最終目的というわけではない。
次のステップでは、さらに高度な超能力が身に付き、また、修行の最終目的である解脱・悟りに至る心の解放のプロセスも進んでいくことになるのだ。
