
1.アーサナとは
《ヨーガとは何か》
ヨーガ(ヨガ)というと、現代日本ではなぜか、このアーサナのイメージからか、“美容体操”的な側面ばかりが強調されているようです。ヨーガで健康や美しさを得られることは確かですが、本来のヨーガは、精神面を中心とした、解脱に至るための深遠な技法の一つです。正しく行じることによって、超能力獲得や願望成就の力が身に付き、そして解脱への重要な第一歩である“クンダリニーの覚醒”も、経験することができるでしょう。
ヨーガ(ヨガ)は、理論や実践法も整っており、Alephでは修行の一部として、原始ヨーガを取り入れています。
《アーサナは体操ではない》
ヨーガの第一ステップはアーサナです。
アーサナは普通の体操と違い、呼吸法、精神集中、保持(体のポーズを一定の形に保つ)が含まれている、ヨーガ独特の体位法のことです。
アーサナの本来の目的は、瞑想をするための座法(足の組み方)を快適かつ堅固にすることにあります。瞑想を効果的に行なうためには、足を組んだままの姿勢を長時間保つ必要があり、身体の関節や筋肉が柔軟でなければならないからです。
ヨーガには、400種類ものアーサナが伝えられています。
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《アーサナ基本型4種――あらゆる瞑想の基礎》
アーサナには、大別して
(1)前屈のアーサナ(体を前部に倒す)
(2)伸展のアーサナ(体を反らす)
(3)ねじりのアーサナ(体をねじる)
(4)首を柔軟にし、強化するアーサナ
の4種類があります 。
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| 前屈のアーサナの例(体を前部に倒す) | 伸展のアーサナの例(体を反らす) | ねじりのアーサナの例(体をねじる) | 首を柔軟にし、強化するアーサナの例 |
普段の生活において、身体各部の運動がまんべんなく行なわれないと、身体のバランスに偏りが生じます。これら各種のアーサナを行なうことによって、そのバランスの不均衡を解消することができるのです。
各種のアーサナは、それぞれに作用する体の部位が異なるため、アーサナを行なう際は、4種類の体位を一通り実習することが理想的です。
2.アーサナの効果
アーサナの総合的な効果としては
| (1) | 異常な興奮や無気力を取り除く。 |
| (2) | 筋肉・関節を緩め、かつ強めることによって、長時間の瞑想に耐えられる体をつくる。 |
| (3) | 大脳・神経・ホルモンのバランスを整え若返らせる。 |
| (4) | 背骨を修正し、クンダリニーの通り道であるスシュムナー管を浄化する。これがクンダリニーの覚醒を促す。 |
| (5) | 体を健康にし、内臓を強化する。これがハードな調気法(呼吸法/プラーナーヤーマ)の準備となる。 |
等があります。
単にアーサナを毎日30分程度行なうだけでも、今までとは見違えるほど心が安定し、集中力がつき、体が健康になっていきます。
アーサナ基本形4種の主な効果を種類別にまとめると、以下のようになります。
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●前屈のアーサナの効果 (1)各部分の関節や筋肉を緩め、柔軟にする。 (2)心を落ち着かせ、瞑想に入りやすくする。 (3)眠りを深くする。 |
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●伸展のアーサナの効果 (1)心身共にエネルギッシュにする。 (2)勇気、決断力を与える。 (3)強い精神集中力が得られる。 |
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●ねじりのアーサナの効果 (1)背骨のずれを修正するので、スシュムナー管が真っすぐになる。そのため、スシュムナー管を通るクンダリニーが上昇しやすくなる。 (3)精神が安定するので、長時間の瞑想が可能になる。 |
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●首を柔軟にし、強化するアーサナの効果 首から上の血液交換を十分に行なうことによって、 (1)ストレスや精神的な疲労を速やかに取り除く。 (2)ホルモンのバランスを整え、若返らせる。 (3)神経系統の働きを整え、静める。 (4)“幻身のヨーガ”“光のヨーガ”と密接な関係がある。 |
3.アーサナの基本ルール
アーサナを実習する際には、以下のポイントに気をつけて行なうようにしてください。
| (1) | 室温は適温に保つ(寒すぎると体が緊張して行ないにくいし、暑すぎると集中力が低下して行ないにくい)。また、できるだけ静かな場所を選ぶようにする。 |
| (2) | 布団やマットレスのような柔らかすぎるものの上では行なわない。 |
| (3) | 特に指定のない限り、出入息はすべて鼻で行なう。ただし、鼻が詰まっている場合には一時的に口を使ってもよい。 |
| (4) | 食事や入浴の直後は行なわない。 |
| (5) | 下着も含めて服装は体を締めつけない、ゆったりしたものにする。靴下も脱ぎ、はだしの方がよい。メガネ・アクセサリー等も外す。 |
| (6) | 体の硬い人は、脂肪や甘味のある食事をひかえる。また、痛みがある人は、甘味をひかえたり食事の量全体を減らすと症状が軽減する。 |





